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おくすり体質検査

薬を服用する上で、初めての症状やお困りの症状が出ていませんか?

病気で薬を服用後に新たな症状が起こった場合、それが本来の病気によるものなのか、それとも副作用によるものなのか、それを判断するのは非常に難しいことです。
アーテイジ虎ノ門クリニックでの副作用外来は、薬を使っていく上で困っている症状があった場合、それが病気が悪くなっているためなのか、飲んでいる薬が原因なのかを調べて、解決策をお示しすることです。

私は長年製薬企業の中で、薬を安全に患者さんが使っていただけるように、副作用情報の収集や、集められたデータの解析からどのような注意喚起を医療現場の先生方にするべきかという仕事に携わってきました。また世界保健機関(WHO)の下部組織であるCIOMSという薬の副作用に関する国際組織の中でもそのメンバーとしてやってきました。薬というものの性格上、副作用をなくすことはできませんが、減らすことはできるのです。


副作用には大きく分けると2種類あります

1.アレルギー反応によるもの
薬疹やアナフィラキシーなどといったアレルギー反応で、多くは飲んだ直後に起こります。大抵ははじめて飲んだときには何もなかったのに、2回目以降に激しい反応を起こすことが特徴です。複数の薬剤を同時に飲んでいる場合はどれが犯人かを特定するのはたいへん難しくなります。

2.  薬が本来持っている作用が強調された形によるもの
これはひとつの薬剤だけを使っているときも、複数の薬剤を使っているときもどちらでも起こります。
もし現在お困りの症状が、その疑っている薬を大量に飲んだときに出る症状に似ている場合は、薬物代謝酵素が係わっていることが疑われます。薬物代謝は主に肝臓のチトクローム(CYPと略します)という酵素がその役割を担っています。
このチトクローム酵素はいろいろな種類があって、薬剤の種類によって肝臓で使われる酵素が異なります。これらのいろいろな種類の酵素を作っているそれぞれの遺伝子を調べますと、その酵素の働きが良いか悪いかがわかります。

薬の効き方には個人差があることをご存知ですか?

薬は体の中にはいると、肝臓で酵素によって代謝されます。この酵素の働く力には人によって差があり、
その強さは、遺伝子を調べることでわかります。 この薬の代謝に関する体質をここでは「おくすり体質」とよびます。

「おくすり体質検査」を受けると「薬が効き過ぎてしまう体質」かどうかがわかります。

同じ薬を同じ量飲んでも、効き過ぎてしまう体質の方が少数ですがいらっしゃいます。
薬を飲む量は平均的な体質の方に合わせて決められることが多いので、
平均的な体質の方にとってはちょうどいい量であっても「薬が効き過ぎてしまう体質」の方にとっては
多すぎる量になってしまうのです。

薬の効き方や副作用のあらわれ方には、「おくすり体質」以外にも以下のようなものが関係しています。

薬の種類 ・併用薬 ・年齢 ・体重 ・食事内容 ・体調 ・喫煙 …等
薬の効き方・副作用にはさまざまな原因が考えられますが、「おくすり体質」はその中でも重要なものの一つです。
薬を飲んだときの体調をよく観察し、薬と上手に付き合うためにお役立てください。

おくすり体質検査でわかること

4 種類

何を調べているの?

薬は、体の中にはいると、主に小腸から吸収され、血液によって全身に広がって分布し、
その後、肝臓で代謝され、主に尿として体の外へ排泄されます。 この吸収→分布→代謝→排泄のプロセスは 薬の効き方と密接な関係がありますが、肝臓で行われる代謝は、その中でも特に重要と考えられています。
そして、この代謝する力には個人差があり、それが遺伝子検査で調べられることが最近わかってきました。肝臓で薬が代謝されるときに働く酵素をCYP( シップ) といいます。CYP とはCytochrome P450(シトクロムP 450)の略で、いくつか種類があり、ほとんどの薬はこのCYP により分解されます。この検査では、CYP の中から特に重要と思われる4 種類を調べています。

「おくすり体質」は3つのタイプ

 「おくすり体質」は遺伝子の塩基の並びの違いで決まり、両親からどのような遺伝子を引きつぐかで3つのタイプに分類できます。

平均タイプ

平均タイプ

薬を代謝する力が平均的なタイプ。
薬の代謝を弱くする塩基をもっていません。

注意タイプ

注意タイプ

「平均タイプ」と「効き過ぎタイプ」の中間タイプ。
薬によっては効き過ぎてしまうので注意しましょう。薬の代謝を弱くする塩基を一つもっています。

効き過ぎタイプ

効き過ぎタイプ

平均的なタイプと比べて、薬を代謝する能力が低い、もしくは代謝できないタイプ。
薬の代謝を弱くする塩基を二つもっています。

「おくすり体質検査」の検査方法

  1. 1. クリニックで「おくすり体質検査」についての説明をお受けください。
  2. 2. 検査についてご納得いただけましたら、所定の遺伝子検査申込書兼同意書に必要事項を記入、
    ご署名の上、お申込みください。
  3. 3. 遺伝子検査用にサンプルを採取します。口の中を専用の綿棒で軽くこするだけの簡単な検査です。
    検査はこれで終了です。
  4. 4. 検査結果は約1カ月後に出ます。クリニックで検査結果の報告をドクターからご説明します。
    検査を受けられた方には「おくすり体質検査結果票」と「おくすり体質検査解説書」をお渡しします。
サンプル画像

おくすり体質検査解説書

検査する4つのCYPごとに「平均」「注意」「効き過ぎ」の3タイプのいずれかを検査結果としてお出ししています。「注意」タイプや「効き過ぎ」タイプと判定がでたグループの薬は服用の際に気をつけましょう。

サンプル画像

おくすり体質検査結果票

「おくすり体質検査」についてくわしく解説しています。また体質にあった薬の目安となる「おくすり目安帳」もついています。

こんな方はお気軽にご相談ください

薬というものの性格上、副作用をなくすことはできませんが、減らすことはできるのです。そのためにはお医者さん任せにしないで、あなた自身が薬の副作用から自分の身を守るという考え方が必要になります。疑問のある方は是非ご相談ください。


  • お薬服用後、今までにない症状が出始めた方
    長年飲んでいる薬に加えて新しい薬を服用後、今までにない症状が出た方
    持病で処方されるお薬は量が多く感じる方
    自己判断で薬の服用量を調整している方

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